現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2017年04月03日 (月) | 編集 |
4月19日から23日まで、我が地元、所沢の西武デパートで「人気アニメセル画展」が開催されるとのこと。

販売もされるそうなのですが、驚いたのはそのお値段。
tirasi1.jpg

ちらし2

安いものでも10万円前後、高いものだと50万円近くまであってビックリです。

私もかつてはセル画を相当量もっていたのですが、人にあげたり、捨てたり、「まんだらけ」に売ったりで、今は50点ほどしか残っていません。

どのくらいの価値があるかは分かりませんが、このチラシの値段を見る限り、宮崎駿の初監督作品「未来少年コナン」なんかは20万円、いや30万円の値段を付けてもばちは当たらないかもしれません。

コナン

しかし、たとえ買いたいと言う人が現れても、そんな値段はとてもじゃないけれど罪悪感でつけられませんね。

白黒テレビ時代の「少年探偵団」のセル画もあるのですが、その希少価値は相当なものだと思います。

白黒時代のセル画はハンドトレスなので線の劣化がありません。

実は、昭和40年代後半以降はトレスマシンで線を転写しているので、明るい所に置いておくと線が劣化するのです。

アニメの彩色がデジタル化されて久しいので、セル画と言うものを見たことがないと言う若者が年々増えていますが、それは時代の流れと言うものでしょう。

私が子供の頃にあって、今ない物って何だろうかと考えてみます。

黒電話

ダイヤル式電話(黒電話、のちにカラーも出た)。

トランジスターラジオ。

チャンネルを回すテレビ(もしくは白黒テレビ、真空管を使ったテレビ)。

レコード。

絞り器の付いた洗濯機。

ブザーの呼び鈴(ブーって鳴るやつ)

タイプライター(高校生の時、欲しくてたまらなかった。今じゃワープロ専用機ですら遺物ですね)。

コンビニエンスストア。

逆に当時は無くて今、世の中を一変させた最たる物と言えば、パソコンでしょうね。

それに準ずる物は携帯電話(スマホ)だと思います。

世の中はどんどん便利になっていますが、果たして人の内面はどうかと言うと、逆に劣化した部分すら感じられてしまい、悲しいものがあります。

そこで一首。

昭和時代 誰もが夢見た 新世紀 心の進化は 一周遅れ



2017年04月01日 (土) | 編集 |
昨日、ずっとネット(GYAO)で観ていた韓国ドラマ「私はチャンボリ」、原題「ワッタチャンボリ(直訳すると、来たチャンボリ)」全52話をついに見終えてしまいました。

チャンボリのコピー

涙、涙の大団円で最終回を迎えました。

出生の秘密、交通事故、記憶喪失、偶然の目撃(立ち聞き)、シンデレラストーリー、極貧民と財閥、意地悪な姑等等、韓国ドラマのあるあるが満載でしたが、9つの賞を受賞してるだけあって、とても面白く韓国の風俗や韓国人の特徴が良く分かり勉強になりました。

このドラマで学んだことは、

1、世間の常識や人の目に縛られず自分の本音に沿って正直に生きていれば必ず守られて使命の道にたどり着く。

2、自分が蒔いた種はいつか必ず自分で刈り取らなければいけなくなる。

と言うこと。



そして今日、NHK朝の連続ドラマ小説「べっぴんさん」も最終回を迎えました。

べっぴんさん

ネット上では脚本が酷いとか暗いドラマだとか散々の叩かれようで、ごもっともな部分も多々ありますが、ずっと見ていると情がわくもので、ついに最後まで見通しました。

4人の女性たちの一代記に自分の半生を重ねることで、考えさせられる事は沢山ありました。

主人公はクローバーの四つの葉にはそれぞれ意味があるとのことを母から教わり、その言葉を子や孫に伝えていきますが、まさにこれがこの作品のテーマだったのだと思います。

それは、勇気、愛情、信頼、希望で、これらが全部揃うと幸せになれるとのこと。

なるほど、フムフム。

四つ葉のクローバーを見つけることが難しいように、これら四つを自分の生き方の中に揃えていく事は、確かに難しいかもしれません。

しかし、それを目指していくことこそが生まれてきた意味だとも思います。



ところで、昨夜、二つ前の職場(TCA)の人と夜に会って、中野で食事をしました。

先日、台湾の人達と会食した「味わい屋」さんがとても良かったので、お店はそこにしました。

味わいやフカン

3人集まるはずが1人が来れなくなってしまい2人だけになりましたが、とても楽しい夕べとなりました。

味わいやお通し

今まで6つの職場を経てきましたが、その全てに深い意味があったことを再確認出来たように思います。

あとから大きな目で見てみると、最悪と思えた事や耐えがたいほど辛かったことも全てが絶妙なタイミングで起こった最善のシナリオあったことに気付かされるものです。

「全ては良くなる為に起こっている」との言葉を信じていけば恐れる事はなにもないのだ、と信じ切れればいいのですが、頭で分かっていても感情がなかなか付いていけないのが人間と言うもの。

そこを補うものこそが勇気なのだと思います。

そして、その源が愛情であり、支えとなるのが信頼であり、後押しとなるのが希望なのではないでしょうか。

地球と言う惑星は、感情を通して魂を磨き、成長していくための学びの場だと、かつて何かで読んだことがあります。 

やがて地球人としての学びを終え、いつかプレアデスの方へ行ってみたいと思っています(危ねー)。

pureadesu.jpg




2017年03月24日 (金) | 編集 |
本来ならとっくに来ているはずの仕事が3本あるのですが、来ていない為に、ここ4日ほどアニメータ-としての仕事が手空きになっています。

いつも仕事に追われているのが常態だったので正直、戸惑っています。

一つの仕事は監督の絵コンテチェックで時間がかかっているとのこと(これは今夜、絵コンテだけはきましたが設定はまだです)

もう一つの仕事は、その会社のスタッフ(たぶん制作)が3人程バタバタっと辞めてしまい作品を回せなくなって結局、他の会社に丸投げせざるを得なくなった為、仕事を振ってもらえなくなりました(5月迄待ってほしいと言われている)

もう一つは版権の仕事なのですが、制作体制が変わって仕事量が半減したとの事で依頼が少なくなってきています。

手が空くなんてことは今までほとんどなかったので、どうしようかと思っていたのですが、昨日、子供向けアニメ(パン系のヒーローがばい菌系の悪役をやっつける話)の依頼がきたので取る事にしました。

ただし、これは来週末からの仕事になります。

この1年間、レギュラー5本でそれなりに安定していたのですが、学校の仕事との両立を踏まえて今後の仕事の取り方を見直さなければなりません。

アニメーター仕事がなくても学校の仕事(授業、イベント、打合せ、課題作成、通信の添削)があるので出勤はするのですが、今日は地元の喫茶店「オランダ坂珈琲亭」で10時くらいから、妻と優雅にモーニングを頂いてからゆっくり出社しました。

おらんだもーにんぐ

喫茶店では少し遅れて隣の席に年配の男性客が来て、ウェイトレスさんと「いつものでよろしいでしょうか?」「うむ」というやり取りがありました。

やがてその人のテーブルにモーニングセット(珈琲はアメリカン)が来て、男性はスポーツ新聞を読みながらくつろいでいました。
おそらく定年を迎えてからここでモーニングを取るのが日課となっているのでしょう。

うらやましいと言えばうらやましいものの、私はまだまだ引退はしたくないし、現実問題、引退したらやっていけないのもありますが、やはり私は働く事が好きだし、やりがいになっているんだなぁとつくづく思いました。

仕事がポッカリ空いてしまうと、ワーカホリックぎみの私は、ついつい焦りの気持ちが出てしまうのですが、妻に諭されて、焦るのではなく今という時を優雅に楽しむ心の余裕を持とうと思えるようになりました。

どうせまた忙しくなるのだから、生活の中に句読点を打てる時には敢えて打つようにしていこうと思います(ちなみに今日のブログも、やや句読点を多目に使っています)



ところで、今日の夕刻に台湾のクリエイティヴ系の学校関係者が7名、アンプスを訪問されました。

20170324_175908.jpg

昨年、台湾からの短期留学の学生たちをアンプスが受け入れて1ヶ月ほどアニメとマンガの授業を行ったのですが、その第二段の為の視察と相談に来られたのです。

学校の案内と質疑応答に2時間ほど費やしたあと、「なごみ屋」さんと言うお洒落な居酒屋さんで3時間ほど会食をしました。

20170324_221741.jpg

通訳を出来る人が二人いたものの、飛び交う中国語の半分以上は全く分からず、それでも乾杯を繰り返していく中で何となく友好は深められたんじゃないかと思います。

20170324_195352.jpg

同行してきた19才の娘さんが「おそ松さん」が大好きだと言うので私が即興で描いてあげたら、とても喜んで貰えました。

20170324_203217.jpg

これが一番の友好だったかもしれませんね。



2017年03月23日 (木) | 編集 |
私が中学生の時、下校時間になるとよく流れていた歌がありました。

「今日の日はさようなら」(←クリック)と

「この広い野原いっぱい」
(←クリック)の2曲。

いい歌だなぁと思い聞いていました。

ともに森山良子というシンガーソングライターの歌だと知ったのはだいぶたってからのことです。

やがて森山良子さんは結婚しその息子が長じて歌手となりました。

シンガーソングライターの森山直太朗 さんです。

「さくら」という素晴らしい歌を作って卒業のこの時期、多くの人達の心を揺さぶっています。

さくら


親子競演の「さくら」
(←クリック)の映像を見ると、長く生きているからこその感動があります。

卒業生の教え子たちに贈りたい歌のナンバー1です。



2017年03月22日 (水) | 編集 |
今日は、4時からアンプスの卒業式が執り行われました。

20170322_162953.jpg

デッサン室で卒業証書授与、先生方からの祝辞などが粛々と行われ、その後は軽食と飲み物(お酒もあり)で懇親会。

20170322_172146.jpg

さらにアニメ専科の学生たちは7時からしゃぶしゃぶ屋「どん亭」さんで食べ放題、飲み放題の二次会に突入。

20170323_114839.jpg

久しぶりのしゃぶしゃぶを堪能しながら、2年間教えてきた学生たちとの最後の宴を繰り広げてきました。
20170322_194616.jpg

全員が頑張って、自己実現をして欲しい。例えアニメ業界を辞めようとも、これが自分の道だと言えるものを見つけてくれればそれでいい。

チューリップ(財津和夫)の歌に「青春の影」と言う歌があります。

その中に「自分の大きな夢を追うことが、これまでの僕の仕事だったけど、君を幸せにするそれこそが、これからの僕の生きるしるし」と言うフレーズがあります。

自分の夢の実現と彼女との幸せな暮らしが両立出来ない場合、どっちを選択するのか。

このような選択を迫られた時にこそ、その人の価値観が問われます。

勿論どっちが言いとは言えません。

LA LA LANDの主人公のように、何かを得る為には何かを捨てなければならない事態は人生の途上に何度か訪れます。

先日聞いたテレホン人生相談では「娘が、苦労してやっとなれた公務員を辞めて、まだ小さい子供の育児に専念したいと言ってるが、勿体ないので反対だ」と言うその娘の母親からの相談がありました。

回答者は「娘さんは今、何が一番大切なのかをご自身で考えられて決断したのでしょう。そのような娘さんを育てられたお母さんは立派です」と言うような回答をしていたと記憶しています。

得よりも徳を選べる自分になりたいと先日のブログで書きましたが、もう一つの判断基準があります。

それは安定を第一に考えないこと。

なぜかと言うと、安定の反対は成長だから。

逆に言えば、安定を第一に考える生き方では成長できないことになります。

成長を第一に考える生き方を貫いていった所に、ご褒美として安定がついてくることを信じたいと思います

「青春の影(森山直太郎で)」←クリック



2017年03月20日 (月) | 編集 |
本日は旗日とは言え出勤。

しかし早目にあがって、妻をともない原宿、表参道に行ってきました。

二つ前の職場で一緒だったMさん(女性)が去年から勤め始めたアンティーク家具&雑貨のお店「アートハウス21」に行く事が第一目的。

原宿駅を降りて表参道に出ると、反原発のデモ隊が大音量で主張を連呼しながら行進をしていました。

私自身、反原発主義なので言っている事はごもっともなのですが、せっかくの休日を楽しんでいる人や外国からの観光客にとってはうるさいだけで、かえって印象が悪く、極めて残念に思いました。
他に方法はないのだろうか。

途中の角を曲がって入ったストリートでテレビ番組のクルーと遭遇。

三トアナウンサーや博多大吉、華丸が街歩きをしていて、通行人が遠巻きに見ていました。

さすが表参道です。

たどり着いたアンティークショップでは突然の訪問にも関わらずMさんは歓迎してくれて、3つのフロアーを丁寧に案内してくれました。

アートハウス外観


フランスとイギリス物を中心としたお店とのことで、本店の博多店はすでに50周年。

表参道店は去年の6月にオープンしたそうです。

ステンドグラス

アートハウス小幡

とてもお洒落で素敵なお店で、妻も大いに感激していました。

結局、ドングリをモチーフにしたピンズを一つだけ購入してお店をあとにしました(スンマセン)。

どんぐりピンズ

私は(じつは何を隠そう)ピンズコレクターで、ピンズは私のワンポイントお洒落のアイテムなのです。

つい先日も吉祥寺のジブリグッズ専門店で、魔女宅のキキのピンズを買ったばかり。

キキピンズ


さて、その後は表参道のショップを見て回りました。

「オリエンタルバザー」という東洋の食器や雑貨を扱っている派手なお店の内外に黒服の人たちが沢山いて物々しい雰囲気。

オリエンタルバザー

何と、その中心に金髪で凛々しい軍服の青年がいて、売り物を見て回っていました。

結局、高級そうな香炉を二つお買い上げして黒塗りの車で去って行きました。

多分、何処かの国の王子様がSPに守られながらお買いものをしていたのでしょう。

さすが表参道ですね。

我々は誰にも守られることなく、逆に襲われることもなく中華屋さんで食事をして帰りました。

盛り沢山だった表参道で一首詠みます。

さすがなり 表参道 デモ行進 王子のお忍び テレビの取材



2017年03月19日 (日) | 編集 |
昨日の夜、5年前に卒業したアンプス一期生のS君が、友人を連れてスタジオを訪ねて来ました。

友人と言うのはS君が一瞬勤めていたゲーム会社でアルバイトをしていたO君と言う22歳の青年です。

東京造形大学を先日卒業したばかりで、4月からは大阪の大手ゲーム会社に勤めることになっているとのこと。

そのO君が大学時代に作ったアニメを4本、見せて貰ったのですが、どれもスピード感あるアクション満載の秀作で努力と才能の両方を感じました。

一方、S君の方は結局、アニメもゲームも諦めて、今月から一般の事務職に就いたとのことですが、これもまた人生と言うもの。

春は新たな旅立ちの時。

アンプスの学生たちも三日後に卒業式を迎え、それぞれの職場に巣だっていきます。

そして新入生が入学してきます。

それぞれの旅立ちや出発を満開の桜の花が間もなく祝福してくれるでしょう。

私自身は旅立つ訳でもなく、新たな繰り返しの日々を迎える訳ですが、ただの繰り返しではなく、スパイラル的に常に高みを目指していきたいと思っています。

昨夜は、O君とS君の新たな旅立ちを祝って、中野の「とらじ」で焼き肉をご馳走してあげました(若者はよく食う)。

とらじにて

「得」ではなく「徳」を積む生き方を心掛けたいと思う昨今なのです。

楽しい夕べになりました。

ここで一首。

損得や 快か不快で 選ぶより ただひたすらに 徳を積まんと



2017年03月12日 (日) | 編集 |
今日は昼で仕事を上がり帰宅。

そもそも日曜日ですから。

そして毎年3月の恒例行事、確定申告の作業にいそしみました。

なんたって、あと三日で締め切りなので。

作業は約2時間で終了。

kakutei.jpg

昨年は、アンプス以外に10社様と仕事をさせて頂きました。

多い年は20社以上とお付き合いがあったのですが、近年は長寿番組を中心にやっているので少なくなってきています。

その中でのベスト3は「オーエルエム」様、「フウシオスタジオ」様、「アゼータピクチャーズ」様でした。

その他の会社様も本当にありがとうございました。

今年度も宜しくお願いいたします。


2017年03月11日 (土) | 編集 |
3.11東日本大震災の犠牲者の皆様に心から哀悼の意を表します。

最近スパムメール(迷惑メール)が多くて困っていたのですが、だんだんと加速して今朝は5分おきくらいにくるようになったので、ついにメルアドを変更しました。

スパムメール

そして沢山の人たちに変更のお知らせを送りました。

今後は名刺も作り直さなければなりません。

メールの内容のほとんどが「大金を振り込みます」というようなもので、本当にそれらを全部貰っていたらビルゲイツもびっくりするような億万長者になっていたくらいの金額です。

人を騙して私腹を肥やそうとする下劣な奴らは、法の裁きは免れても必ず天罰を受けることになるでしょう。

そのような人間には、人を愛するとか、子供を教育する資格があるとは思えません。

それはそれとして、今回のことでは二つの捉え方をしようと思っています。

①自分の中にもある「楽して儲けたい」という邪念が引き寄せた現象である(これは反省)。

②宇宙銀行の口座に何億円も振り込んでもらったので、もう充分です(これは豊かな心での捉え方)。

しかし、パタッとスパムメールが途絶えてくれてスッキリしています。

ここで一首。

下劣かつ 邪悪な意思を 断ち切って
3,11(さんてんいちいち) 再生の日 



2017年03月10日 (金) | 編集 |
坐骨神経痛の治療のために3ヶ月以上に渡って週2回、整骨院に通っていましたが、ついに完治しました。

途中から始めたEMS(エレクトリック・マッスル・スティミュレイション)という拷問のように辛い電気治療ともこれでおさらばですが、ちょっと寂しい気も(M か!?)

EMS.jpg

根を詰めて長時間の座り仕事(まさにアニメーター)をしすぎたのが原因なのですが、根治する為には中臀筋を鍛える必要があるとのことで始めたのが、このEMSなのです。

インナーマッスルを鍛えるため、毎回30分、かなり辛い電気治療を24回やってきました。

保険が利かないので7万円かかりましたが、やって良かったと思っています。

今後は、整骨院で教わった体操やストレッチを続けて、二度とお世話にならないようにしていく決意です。

誕生日の翌日にけじめをつけられたのもいいタイミングです。

ここで一首。

辛かった イーエムエスよ さようなら
完治で迎えた 誕生日