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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2018年04月07日 (土) | 編集 |
三日前(4月5日)、高畑勲監督が82歳の大往生を遂げられたことについては一言、書いておかないわけにはいかないでしょう。

同じアニメ業界にいながら全く面識もないのですが、私の人生に大きな影響を与えた人であることは間違いないのです。

高畑氏の初監督作品「太陽の王子ホルスの大冒険」は数ある高畑映画の中で最も好きな作品です。

何度も何度も観ました

ホルス

私の妻はこの映画を小学4年生くらいの時に観て、アニメーターになる決意をしたそうです。

私がアニメーターになりたいと思ったきっかけの作品は、やはり高畑監督のテレビアニメ作品「母をたずねて三千里」なのです。

マルコ

私の同期のアニメーターや教え子の中には高畑作品に名を連ねている人は何人もいますが、私自身は仕事的に関わることは出来ませんでした。

「母をたずねて三千里」の主人公マルコの旅は人生の縮図だと思っています。

行動を起こすこと。
あきらめないこと。
人との出会いを大切にすること。

イタリアに帰ってきたマルコは父に言います。

「すばらしかったんだ、僕の旅」と。

私自身、最晩年に「素晴らしかったんだ、僕の人生」と言える生き方をしたいと思っています。

高畑監督はきっとそう思って亡くなられたことだと思います。

やるべき仕事をやりつくし、素晴らしい作品群を残していけた人生におそらくは何の悔いもないでしょう。

ありがとうございました。

心からご冥福をお祈り致します。



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