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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2018年04月30日 (月) | 編集 |
世間様がGWで浮かれる中、私は原宿経由で中野のスタジオに出勤しました。

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外国人を多く含む行楽客で街はごったがえしていました。

そんな人々をかき分けて向かったのは神南スタジオというアニメの録音スタジオ。

絵コンテを切り、原画を全部描き、演出までした作品(2分半)のダビングに立ち合う為です。

一見して問題ないように思えても、監督やオペレーターさんから色んな意見が出ます。

私は「はあはあ、そうですね。そうしましょう。お願いします。ありがとうございます」と言うだけで終わってしまった感じ(情けない)。

ダビング後、せっかく原宿に来たので近くの雑貨屋さんと家具屋さんをぷらぷらと見物。

その後、中野に向かいスタジオ入りしました。

GW連休は状況的には一日も休めないのですが、半日位は何処かで休もうかと思ってはいます。

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2018年04月23日 (月) | 編集 |
三日前、武蔵境駅近くのアニメ会社で作画の打ち合わせをしてきました。

ジブリの流れを汲む会社です。

打ち合わせしてきたのは8月に公開する劇場作品なのですが、要求される事の難度の高さにびびりました。

つくづく自分はテレビのアニメーターであることを痛感。

うーん、でも頑張ってみます!


そして今日も武蔵境駅近くの別のアニメ会社に行ってきました。

今日の用件は、アンプスの学生を引率しての会社見学会です。

毎年お世話になっているスタッフ数が200人を越す大手の会社さんです。

総務部のSさんに各部署(制作、美術、3DCG、仕上げ、撮影、作画)を丁寧に案内して頂きました。

最後に会社説明や質疑応答の時間も十分に取って頂き、いい見学会になりました。

作画の部署では二人のアンプス卒業生にも会えて、学生たちに励ましの言葉もかけて貰えました。

終了後、近くの公園で集合写真をパチリ。

嫌がる学生がいるかもしれないので、小さくのせときます。

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2018年04月22日 (日) | 編集 |
いつもの事ですが日曜出勤。

つい先日、通勤路である中野のあいロード商店街に「タンタンタイガー」と言う、汁なし担々麺のお店がオープンしました。

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大抵、昼食は妻がお弁当を作ってくれるのですが今日はなかった(夫婦喧嘩した訳じゃない)ので、「タンタンタイガー」で食べてきました。

10席くらいのカウンターだけのお店で30代くらいの男性ふたりが切り盛りしていました。

そのうちの一人で安田大サーカスのクロちゃん似の人が知り合いのお客と会話してた内容が漏れ聞こえてきたのですが、もう30日くらい一日も休んでおらず、ゴールデンウィークには一日くらいは休みを取りたい、などと言っていました。

まぁ、事業を起こして軌道に乗せると言う事は大変なことですよね。

アンプスもそうだったし、今でもその戦いは続いています。

以前、学習塾を開校した人が、3年間は一日も休めなかったと言っていたのを思い出します。

私も休みはほぼありませんが、やりがいの持てる仕事なので苦はありません。

人類が更に進化すると、全ての人達が自分が一番ワクワクする事を仕事にするようになり、その結果、何処にも偏ることなく世の中が流れるように回っていく時代がくることでしょう。

「美しき緑の星」という映画がそんな時代を別の惑星のこととして描いています。

それはそれとして、汁なし担々麺は基本的にはとても美味しく頂きました。

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私が苦手とするパクチーがゴッソリのっていたことを別とすればですが…。




2018年04月16日 (月) | 編集 |
昨夜、仕事帰りに府中の映画館で妻と「ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル」を観てきました。

ボードゲームの世界に入り込んでしまう1作目も相当に面白かったけれど、テレビゲームの世界に入り込んでしまう今作も負けず劣らずの傑作でした。

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自分自身や仲間との関係性を見直すことがこの映画のテーマだと思うので、特に若い人達には観て欲しいと思います。

卑屈だった自分、横暴だった自分、自分本位だった自分、全てに否定的だった自分、勇気のなかった自分、そんな自分を見詰め直し、自分の長所を最大限に活かして一つ上のステージに上がっていくという、教訓に満ちたドラマでした。

ラストシーンでは思わず涙、涙…。


そして本日。

新年度のアニメ専科の授業開始日でした。

新一年生の授業も行ってきましたが、さっそく色々と問題が勃発。

ジュマンジの主人公たちに恥じぬよう、問題を真正面から受け止めて皆が前向きになるように必死で対処していこうと思います。

ただのアニメーターだったらどんなにか気楽だろうと思うことはしばしば。

しかし私は講師であることを通してしか学べない課題を持って生まれてきた自分と言うものを自覚しているので完爾として受け止めてるのみ。

世の中は全て正と負のエネルギーのせめぎあいです。

「全てのことは100%自己責任」と決めた私のポリシーに照らし合わせれば、私のエネルギーが弱まればクラスも(学校も)勢いを失って暗く居心地の悪い空間になってしまうことになるので、心していかねばなりません。



2018年04月12日 (木) | 編集 |
昨日4月11日(水)はアンプス新入生のオリエンテーション日でした。

アニメ専科に入学してきた学生たちの面々は、個性豊かで年齢幅もかなり広くてユニークなクラスになりそう。

終了後は全科揃っての懇親会。


デッサン講師のマノジュ・マントリー先生(インド人)が作るアンプス名物、通称「マノカレー」がふるまわれました。

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ビールも出たので昼間からほろ酔い気分。

夕方からは、カッティングの仕事で練馬の「森田編集室」さんに向かい、無事に仕事を終えたあとは、そのまま帰宅しました。

帰宅したのはいつもより3時間も早い8時。

日中は全くアニメーター仕事ができなかったので自宅で1時間半ほど仕事をしました。

こうして私の一日は終わったのであった。

ここで新入生に贈る歌を一首詠みたいと思います。

新入生 険しき旅への 出発だ 若さに恥じない 夢を求めて

実は、後半の言葉は39年前に公開された「劇場版エースをねらえ!」の主題歌「まぶしい季節に」からの引用です。

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「若さに恥じない夢を求めて」という表現、すごいと思いませんか。

極めて昭和時代的な表現だと思いますが、私はとても気に入ってます。

つまり、夢を求めることこそが若さであり、青春の特権だということなのでしょう。

自分自身、若さに恥じない青春時代を過ごしてきたかは甚だ疑問ですが、生涯青春の気概を持って、それに恥じぬように生きていきたいと思っています。

そして今日。

前半は浅草橋の日本語学校に海外担当のS氏と赴き、中国人の青年たちにアンプスの宣伝活動を行ってきました。

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授業内容の一端をホワイトボードで実演して見せて来たのですが、終了後にイラスト付きのサインを求められるという若干予想していた展開に…。

二人だけ対応したところで、時間の都合もあって、あとの人たちの紙やらノートやらを預かることに…。

終了後、浅草橋駅前の「餃子の王将」でSさんと昼食を食べました。

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餃子の王将なんて何年ぶりだろう!

やっぱ焼き餃子は美味しいわ!

それからはスタジオに戻って9時半までアニメ仕事をしてきました。

途中、添削を求めてきた学生とチェックを求めてきた後輩に対応。

普通のアニメーターのように一日中机に向かっていることもあれば、昨日や今日のようにアクティブに活動することもある日々なのです。




2018年04月07日 (土) | 編集 |
三日前(4月5日)、高畑勲監督が82歳の大往生を遂げられたことについては一言、書いておかないわけにはいかないでしょう。

同じアニメ業界にいながら全く面識もないのですが、私の人生に大きな影響を与えた人であることは間違いないのです。

高畑氏の初監督作品「太陽の王子ホルスの大冒険」は数ある高畑映画の中で最も好きな作品です。

何度も何度も観ました

ホルス

私の妻はこの映画を小学4年生くらいの時に観て、アニメーターになる決意をしたそうです。

私がアニメーターになりたいと思ったきっかけの作品は、やはり高畑監督のテレビアニメ作品「母をたずねて三千里」なのです。

マルコ

私の同期のアニメーターや教え子の中には高畑作品に名を連ねている人は何人もいますが、私自身は仕事的に関わることは出来ませんでした。

「母をたずねて三千里」の主人公マルコの旅は人生の縮図だと思っています。

行動を起こすこと。
あきらめないこと。
人との出会いを大切にすること。

イタリアに帰ってきたマルコは父に言います。

「すばらしかったんだ、僕の旅」と。

私自身、最晩年に「素晴らしかったんだ、僕の人生」と言える生き方をしたいと思っています。

高畑監督はきっとそう思って亡くなられたことだと思います。

やるべき仕事をやりつくし、素晴らしい作品群を残していけた人生におそらくは何の悔いもないでしょう。

ありがとうございました。

心からご冥福をお祈り致します。