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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2015年12月05日 (土) | 編集 |
昨夜は親友のT君と中野で飲みました。

年に一度は会う高校時代の同窓生で、私をアニメの世界に引き摺り込んだ張本人です。

彼も一度はアニメーターになったのですが、20代のうちに辞めて、今は建築の会社で設計の仕事をしています。

二人で中野ブロードウェイを少し散策したあと本気鶏(まじどり)という店に入りました。

まじどり

「アニメーター見本市」や「思い出のマーニー」やお互いの仕事の話などしているうちにあっという間に4時間がたってしまいお別れしました。

飲みに出る前に一度スタジオにきてもらったのですが、素晴らしい手土産を頂きました。

せんべい

なんと名誉総裁賞受章の揚げ煎餅。

お菓子の世界にも総裁がいるとはびっくりぽんです。

昨日はその前にも二つの会社さんからクッキーの差し入れを頂いており、まさに差し入れデーでした。

皆様ありがとうございました。

実は、T君とは、お互いにアニメーターになる前、手作りのアニメ誌を作って交換しあっていました。

彼の冊子は「タロウズ通信」と言い、私の冊子は「パイオニアパル」と言うタイトルでした。

いつの日かアニメスタジオを作ったらパイオニアプロダクションと名付けたいという思いがあったのですが、その夢はありがたいことに、すでに叶っています。

T君はその「パイオニアパル」の最終号をコピーして持って来てくれました。

手書きで一点物の冊子である上、当時はコピーが一般的ではなく自分が書いたものですが、手元に記録を残していなかったので、冊子とは37年ぶりの再会でした。

内容的には、私が東映動画のアニメーター養成講座に入る為の試験を受けて合格を勝ち取る迄の顛末を具体的に綴ったもので、まさにアニメーター人生への転換点の記録です。

帰りの電車内で読みなおし、図らずも涙してしまいました。

忘れていたことも多くて驚きましたが、何としてもアニメーターになりたいという熱い気持ちが行間にほとばしっていました。

読み進めていくうちに、その時(20才)の気持ちが溢れるように甦ってきて「ああ、そうだったなぁ、そんな気持ちだったなぁ」という思いで胸が詰まってしまいました。

まさに、20才の自分との邂逅でした。

T君に送ったものではありますが、未来の自分に送った手紙(これはT君の分析)のようでもあり、原点に立ち返る貴重な機会となりました。

本当にありがとうございました。