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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2014年12月17日 (水) | 編集 |
 単発作品の監督をしたことは何度かブログで触れてきましたが、ついに完成し、クライアント様に発送しました。

エンディングでは「アニメーション制作 パイオニアプロダクション」としかテロップしてないので、私が監督したことは記録に残りません。

パプロ

それもちょっと寂しいので、ここに記録しておきます。

タイトル「みんなを幸せにしたい」。
内容は、とある法人の創始者の生涯を描いたドキュメンタリーアニメ。
尺は27分で290カット。
私が携わったのは、プロデューサー、制作、監督、作画監督、原画(半パート)、動画(少々)。

シナリオは知り合いの脚本家に依頼。
キャラクターデザインと絵コンテは知り合いのアニメーターに依頼。
背景は阿佐ヶ谷の会社に依頼。
動画は大泉学園の会社に依頼。
仕上げと撮影は武蔵関の会社に依頼。
編集は荻窪の会社に依頼。
音響は新宿の会社に依頼。
アフレコとダビングは新宿のスタジオを借りて行いました。

銀座デートブログ用

原画マンは私を含めて7名ですが、全体の半分以上(155カット)を私が描きました。
動画も128枚描きました。

クライアント様には熱海から何度も足を運んでいただき、厳しくも適切なチェックを入れて頂きました。
当方のような弱小スタジオにとっては大プロジェクトでしたが、とてもいい勉強になりました。

比較的スケジュールのある仕事だったのですが、スケジュールがあるとアニメーターは仕事をしないと言うことが分かりました。
どうしてもスケジュールのないテレビの仕事を優先してしまうからです。
また、けつを叩かないとダメと言うことも判明。
複数の仕事を持っている場合、うるさく催促してくる作品を優先するからです。

この作品で締め切りを守ってくれた原画マンは一人もいませんでした。
それどころか、かなりのカットを引き上げました(そして私が描きました)。

色々あったけれど、全てのセクションの人達と関われたことで、アニメーション制作の全体を俯瞰で見れるようになったことが一番の収穫だったかな。

ついでに言うと、NHKの「くつだる」というアニメもスタッフが表示されない作品です。

クツダルb

天下のNHKは、日本が世界に誇る文化のひとつであるアニメを大切に扱ってほしいし、それを制作したスタッフ達の記録をなおざりにすると言うのは、とても残念なことです。

私は、「くつだる」の2、8、10、17、24、26、32、話で原画を描いたし、その中の26話は一人原画で作画監督もさせていただいたので、ここに記録しておきます。



2014年12月06日 (土) | 編集 |
仕事中に妻から電話があって、ある書類を書くに当たって私の職業をどうするかという質問がありました。

該当するものにチェックを入れる形式のものだそうで、内容を聞いてみると、該当するものが二つありました。

会社役員と自由業です。

株式会社アンプスでは役員ですが、アニメーターとしては自由業です。

時間的にも収入的にも半々なので、どちらかを指して「こっちがメイン」とは言いがたいものがあります。

妻が「自由業って何やってるんだろうって思われちゃうから、世間体を考えて役員の方にしようか」という。

「(カチーン)何を言ってるんだ。アニメーターという仕事は誇りを持ってやってるんだから堂々と日本一の自由業だと宣言しておきなさい」と私。

と言うことで、自由業の方にチェックを入れてもらいました。

起業して仲間と会社(学校)を作った事も誇りなので、どちらでも良かったのですが、売り言葉に買い言葉でというやつでした。

ちなみに自由業と言っても、現実的にはほとんど自由がありません。

まのつく
私は「ア」のつく自由業