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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2014年06月17日 (火) | 編集 |
私の親の世代(昭和ひとけた生まれ)が生きてきた時代は、大変と言うよりも物凄い時代だったと思います。
戦争や疎開を経験し、極貧の中で焼け野原からの復興を目の当たりにし、経済成長の恩恵に浴し、バブルの崩壊に遭遇し、PCの時代を迎え、晩年には世紀をまたいで今に至っているのですから、まさに激変に次ぐ激変の時代だったと言えるでしょう。

子供の頃、お袋はよく自分の子供時代の話をしてくれました。
勉強が出来たので、先生が進学させてやって欲しいと親に言ってきたにも関わらず、貧しかったため中学に進めなかったこと。
おてんばだったので男の子に負けなかったこと。
小学校が空襲にあって友達が亡くなったこと。
可愛かったので外国人がブラウスをくれたこと。
自転車に乗ってたら後ろからトラックが迫ってきて材木に突っ込んだこと。

当然ながらお袋にも少女時代があり、乙女となり、電車の中で大学生だった親父と出会います。
親父の親は郵便局長の娘と親父を結婚させルつもりだったので、二人は駆け落ち同然のように結婚したそうです。
よってお袋と祖母(姑)との確執が長い間続くことになりました。

4人の息子を育て上げ、十数年前にわがままな夫を看取る迄には私の知らない苦労も数多くあったであろうと思います。

平和で豊かな世の中になりましたが、今のお袋にとっての最大の心配事は、どうも我々4人の息子たちのことのようです。
次男の私も含めて4人ともが、それぞれに抱えている問題で、お袋に心配をかけてしまっているのは申し訳ないとは思っています。
しかし、問題があればこそ成長出来るのだから心配するのではなく、ただ見守って頂ければと思います。

私も父親です。
親として息子たちの平穏な生活を願ってはいますが、それ以上に、何があってもくじけない人間としての成長を願っています。

問題があることが問題なのではなく、問題を成長の糧として捉えないことが問題なのだと思っています。
物質的には豊かな時代になりはしましたが、年間3万人の自殺者があり、100万人のうつ病患者がいるそうです。
21世紀は心の豊かさを模索する時代にしなければなりません。

宮崎駿監督は「もののけ姫」で「生きろ!」と訴え、「風立ちぬ」では「生きねば!」と訴えました。
一貫してこの世の中は生きるに値するものだとも言っています。

前向きに生きることそのものが価値であり、無難に生きようとするところには価値がないと言えるでしょう。
半分は自分の為に、もう半分は周囲の人の為に生きていけば人は輝きます。
その輝きこそが価値なんだと思います。



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