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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2014年05月01日 (木) | 編集 |
昨日は学校のレクリエーションデーで、上野動物公園でスケッチ会を行う予定でした。

ところが確実に雨が降ると言うことが前日に分かったので、スケッチ会は中止で通常授業を行う旨の連絡を全学生にメール送信したのです。

私はアニメ専科2年生の就活対応の授業を持っていたので、急遽内容を名作アニメ鑑賞会にしようと決めました。

彼らが見たことのない20世紀の名作を見せてやろうと思い、悩みぬいて決めたのが、出崎統監督の「劇場版エースをねらえ!」と押井守監督の「うる星やつらビューティフルドリーマー」の二本。

エース

「エースをねらえ!」では、出崎演出の醍醐味と共に彼らの母親が過ごした昭和時代の青春を感じて貰いたいと思いました。

ramu.jpg

「ビューティフルドリーマー」は押井守の名を不動のものにした出世作であると共にかれの代表作でもあるので、是非押さえておいて欲しいと思って選別しました。

一昨日の帰宅途中に地元のTSUTAYAで借りようと思い、向かっている途中にスマホで出崎監督について調べていたら、衝撃的なブログにたどり着きました。

概要は次の通り。
「私の父(昭和一桁生まれ)は映画をよく観る人だったが、アニメを好んで観るような人ではなかった。そんな父がこの作品はいいぞ、と言っていたアニメが二本だけある。それは劇場版エースをねらえ!と、うる星やつらビューティフルドリーマー、である。」というもの。

まさにドンピシャの二本が出て来たことに鳥肌が立ちました。

そのブログに後押しされてTSUTAYAに入ったのですが、何と何と、二本ともないのです。
30年も前の作品だから仕方がない気もしますが、ろくでもない作品がずらーっとあるだけに、名作がないのは残念な気がしました。

しょうがないので、ほぼ同時期に作られた「宇宙戦艦ヤマト完結編」を借りて学生たちに見せました。

ヤマト

この作品は、はっきり言ってアニメ史に残るような傑作ではありません。
ただし、昭和50年代を席巻した松本零士ブームの総決算的な大作であり、個人的には様々な思い入れがあって好きな作品だったのです。

3時間に及ぶ、戦闘につぐ戦闘で、悲壮感漂う、重くて暗いアニメだったので、見終わったときには精根尽き果てました。

実はこの作品には、初公開時のラストシーンにだけあって、その後カットされてしまった幻のシーンがあります。
ズバリ、主人公の古代進と森雪が結ばれるシーンなのですが、DVDの特典影像に収められていたので慎んで見せて頂きました。

このシーンには、布石があります。

大詰めの山場で、ヤマトに誰かが残りヤマトとともに爆発することで地球を守らなければならない事態になります。
沖田艦長が「自分が船に残る」と言うことに対して、執拗に食い下がる古代。
そんな古代に沖田艦長が言い放った名台詞は以下の通り。

「お前には大事な戦いが残っている。愛する人と身も心も結びついて幸せにすることが大勢の人々を幸せにすることにつながって、本当に素晴らしい世の中ができるんだ。それこそが大事な戦いなのだ。」と。

つまり幻のラストシーンは「大事な戦い」だったのです。

大事な戦いはちょうど4分目からの2分間ちょっとくらい

クリック→幻のラストシーン




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