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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2014年05月05日 (月) | 編集 |
今日は、朝10時から夕方5時までアンプスの「スキルアップ講座」というイベントを担当しました。
アニメのクリンナップから始まって、歩きの動画を描きあげるまでの講座です。

有料イベントだった為か、意識の高い人たちばかりだったので、こちらも力を入れて頑張りました。
終了後も質問やスタジオ見学が続いて、結局7時半までおもてなしをさせて頂くことになりました。

大変な思いで準備をして、渾身の指導をやりきった結果「とてもためになりました」とか「すごく感動しました」とか言っていただけたので、とても嬉しく思いました。

人に教えるということは責任の重いことなので、マンネリとかやっつけ仕事は絶対にいけませんね。
授業や講座のために、もっともっと勉強しなくちゃと思います。

明日も2時間のイベントがあるので頑張ります。

ちなみに今日の参加者(6名)にはこんな修了証を差し上げました。

セーラームーン


2014年05月04日 (日) | 編集 |
昨日は、正月休み以来初めての休暇をとりました。
ゴールデンウィーク中、唯一のお休み日となることは確実(泣)。

貴重なこの日をどう過ごしたかと言うと、妻と一緒に葛飾の柴又に行ってきました。
言わずと知れた「男はつらいよ」のフーテンの寅さんで有名なロケ地で、以前から行きたいと思っていた所なのです。

柴又駅を降りると、等身大の寅さん像が迎えてくれました。

寅さん像

寅さん像の近くで、寅さんのそっくりさん(フーテンの小寅さん)がパフォーマンスをしていたので、しばし見ていきました。
アシスタントをしていたうしろの女性はアニメ歌手のホワイトハルさんとのこと。
お二人には握手と記念撮影をしていただき、いきなりいい思い出ができました。

ものまね寅さん

帝釈天の参道の方へ向かうと「ハイカラ横丁」と言う駄菓子屋さんを発見。

ハイカラ横丁

店内には昭和のゲーム機や梅宮さん像もあり、雰囲気は最高。

ハイカラの梅宮

参道ではお団子を食べようと決めていたので、映画のロケにも使われたという「とらや」さんに入りました。

とらや

いただいた草団子はとても美味しかったです。

草団子

店を出ると囃子太鼓の音が‥。
その音に導かれて行ってみると、猿回しの大道芸をやっていたのでしばし楽しく見せていただきました。

猿回し

その後、昭和レトロと喫茶店好きな妻が事前に調べて絶対に行きたいと言っていた「セピア」という喫茶店に行って昼食を頂いてきました。

セピア外観

セピアの店内は懐かしの昭和(30年代)雑貨でいっぱいで、販売もしていたので、箸入れを買いました。
常連らしいお客さんが色々話しかけてきてくれたのが、いかにも下町っぽくて嬉しかったです。

セピア中

ちなみに、私がいただいた食事はナポリタンと柴又ラムネ。
ナポリタンと言えば私の大好物であり、かつまた喫茶店の定番メニューなので、おさえておかねばなりません。

ナポリタン1

店内には昭和レトロ部屋もあったので、ソファに腰掛けて、しばし昭和30年代にタイムスリップ。

セピア昭和の間

散策の途中、見学のできる「山本亭」という邸宅があったので入館しました。
かつての資産家の豪邸だったようで、素敵な部屋がいっぱいありました。

山本亭

山本亭の日本庭園も、これまた素晴らしく、見ごたえは十分でした。

山本庭園

その後、柴又公園から江戸川の河川敷に降りて、しばし休憩。

江戸川

そしていよいよ、メインの目的としていた「寅さん記念館」と「山田洋次ミュージアム」に入館しました。
記念館には団子屋さんの映画のセットがあって、まるで寅さんの映画の中に入ったようでした。

寅さん記念館入口

くるまや

昭和30年代の街並みが二分の一スケールで再現されたスペースは本当に良く出来ていて圧巻でした。

記念館中1

記念館中2

山田洋次ミュージアムでは新人監督の頃からの映画作品の予告編がたくさん観られて面白かったです。

山田洋次ミュージアム_edited-1

全ての目的を達したので、何かもう一食、食べて帰ろうと散策していると、こんなすごいラーメン屋を発見!
どうしようか迷った挙句に、なんか汚そうなのでやめてしまいましたが、ちょっと後悔。

すごいラーメン屋

駅への帰りの道沿いに何故か「見猿聞か猿言わ猿」がありました。

見猿聞か猿言わ猿

食事は結局、乗換駅の金町で「テンダリー」という純喫茶に入り、ここでもナポリタンを頂いてきました。
いわゆる食べ比べってやつですが、軍配はどちらということもなく、それぞれ美味しかったです。

ナポリタン2

帰宅するとテレビで偶然、キタローが柴又を散策して居酒屋に入るという番組をやっていました。
あそこは行った行った、あそこも見た見たって感じ。

しかもその直後、別のチャンネルで、映画「男はつらいよ 寅次郎紙風船」をやっていたので、偶然ならざるものを感じて観てしまいました。

紙風船


きっと「寅さんのように生きる部分も持ちなさいよ」と言うメッセージだったような気がします。
寅さんのままに生きたら大変なことになりますが、私には足りないものをたくさん持っているキャラクターなので、学んでいきたいと心から思いました。

さてその後は、テレビで世界卓球を手に汗を握りながら観戦しました。

特に、2勝2敗で迎えた女子の対オランダ戦。
第5戦目を託された石川かすみ選手の試合にはメダルが取れるかどうかがかかっていました。

2ゲーム先取したあと2ゲームを取られてしまい、5ゲーム目の試合はもうドキドキもので、勝った時には思わず、「よっしゃー」と叫んでしまいました。
直後、泣き出してしまった石川選手の涙から、私もついついもらい泣き。

幸せな余韻に浸りながら就寝しました。




2014年05月01日 (木) | 編集 |
昨日は学校のレクリエーションデーで、上野動物公園でスケッチ会を行う予定でした。

ところが確実に雨が降ると言うことが前日に分かったので、スケッチ会は中止で通常授業を行う旨の連絡を全学生にメール送信したのです。

私はアニメ専科2年生の就活対応の授業を持っていたので、急遽内容を名作アニメ鑑賞会にしようと決めました。

彼らが見たことのない20世紀の名作を見せてやろうと思い、悩みぬいて決めたのが、出崎統監督の「劇場版エースをねらえ!」と押井守監督の「うる星やつらビューティフルドリーマー」の二本。

エース

「エースをねらえ!」では、出崎演出の醍醐味と共に彼らの母親が過ごした昭和時代の青春を感じて貰いたいと思いました。

ramu.jpg

「ビューティフルドリーマー」は押井守の名を不動のものにした出世作であると共にかれの代表作でもあるので、是非押さえておいて欲しいと思って選別しました。

一昨日の帰宅途中に地元のTSUTAYAで借りようと思い、向かっている途中にスマホで出崎監督について調べていたら、衝撃的なブログにたどり着きました。

概要は次の通り。
「私の父(昭和一桁生まれ)は映画をよく観る人だったが、アニメを好んで観るような人ではなかった。そんな父がこの作品はいいぞ、と言っていたアニメが二本だけある。それは劇場版エースをねらえ!と、うる星やつらビューティフルドリーマー、である。」というもの。

まさにドンピシャの二本が出て来たことに鳥肌が立ちました。

そのブログに後押しされてTSUTAYAに入ったのですが、何と何と、二本ともないのです。
30年も前の作品だから仕方がない気もしますが、ろくでもない作品がずらーっとあるだけに、名作がないのは残念な気がしました。

しょうがないので、ほぼ同時期に作られた「宇宙戦艦ヤマト完結編」を借りて学生たちに見せました。

ヤマト

この作品は、はっきり言ってアニメ史に残るような傑作ではありません。
ただし、昭和50年代を席巻した松本零士ブームの総決算的な大作であり、個人的には様々な思い入れがあって好きな作品だったのです。

3時間に及ぶ、戦闘につぐ戦闘で、悲壮感漂う、重くて暗いアニメだったので、見終わったときには精根尽き果てました。

実はこの作品には、初公開時のラストシーンにだけあって、その後カットされてしまった幻のシーンがあります。
ズバリ、主人公の古代進と森雪が結ばれるシーンなのですが、DVDの特典影像に収められていたので慎んで見せて頂きました。

このシーンには、布石があります。

大詰めの山場で、ヤマトに誰かが残りヤマトとともに爆発することで地球を守らなければならない事態になります。
沖田艦長が「自分が船に残る」と言うことに対して、執拗に食い下がる古代。
そんな古代に沖田艦長が言い放った名台詞は以下の通り。

「お前には大事な戦いが残っている。愛する人と身も心も結びついて幸せにすることが大勢の人々を幸せにすることにつながって、本当に素晴らしい世の中ができるんだ。それこそが大事な戦いなのだ。」と。

つまり幻のラストシーンは「大事な戦い」だったのです。

大事な戦いはちょうど4分目からの2分間ちょっとくらい

クリック→幻のラストシーン