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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2013年09月25日 (水) | 編集 |
小学5,6年生の女子がバスケットボールをするスポ根とロリコンが融合したアニメがあるのですが、その第10話で原画を描かせて貰いました。
無事、放映にこぎ着けたとのことで、つい先日、制作さんから白箱(スタッフに配られる完成映像のDVD)を頂きました。
エンディングを見てみると原画のトップに名前を出して頂いており、光栄だったのですが、私の名前の真下に10年くらい前の教え子(女子)の名前があって「おっ」と思ってしまいました。
実は半年くらい前にその子からメールがあって、私のスタジオに挨拶に行きたいとのことだったので、早速来てもらったことがありました。
昔話に花を咲かせたのですが、その時に「自分は今まで所属していた会社の仕事しかやったことがないけれど、最近、半分フリーになったので是非憧れていた東〇アニメーションの仕事がしてみたい」と相談されました。
たまたまその時、私が東〇アニメーションの海賊ものアニメのスペシャルをやっていたので、早速、制作さんを紹介したところ、すぐに原画のお仕事を頂ける運びとなりました。
そして最終的に彼女は、なんと、その作品で作画監督(複数作監の一人として)デビューを果たすことになったのです。
つくづく人生はタイミングだなぁと思った次第。

さて、バスケットボールアニメに話を戻します。
私が担当したのは少女達が10人くらいで大浴場に入っているシーンでした。
けして裸を描きたかったわけではなく、線の多い作品だったので、裸なら少しでも線が少なかろうと思って楽をしたいが為に申し出たシーンだったのです。
洗い場にいる少女達のオムネとオマタは泡で隠して下さいという演出家の指示に従って作画しました。
当然、頂いた白箱でもその通りの映像になっていました。
ところが地上波の放送では胸から下には強烈な光り(湯煙のつもり?)を入れて裸体が全く見えないような処理がされてしまっていたのです。
カットによっては画面の3分の2くらいが光で隠されているものもあり、ちょっとやり過ぎと思わずにはいられませんでした。
有料の専門チャンネルでは本来の映像が使われるそうです。
アニメーターとしてはせっかく描いた絵が隠されてしまうのは残念です。
そもそもそこまでする必要があるのでしょうか。
不特定多数が見る地上波では、泡で隠すだけでは倫理上ダメなのでしょうかねぇ。
登場しているのは女の子ばかりで、ちゃんと泡で隠しており、決して性的なシーンではないけれど、それでも青少年がこのシーンを見て劣情をもよおす可能性があると判断されたということなんでしょうね。

そう言えば、親子でテレビを見ている時に性的なシーンが流れると気まずいものですよね。
自分が子供の時に親とテレビを見ていて、まさにそんな気まずい思いをしたことがありましたが、大人になってからは今度は自分の子供とテレビを見ているときにもそんなシーンがあって、大人の立場でも気まずさを感じることが何度もありました。
これって永遠にそれぞれの立場で気まずいのね。

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