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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2013年05月04日 (土) | 編集 |
ひょんなことから「あした輝く」というコミックを入手しました。

全3巻の3巻目のみです。

あした輝く

実はこのマンガ、19歳のころに読んでものすごく感動した里中満智子の代表作のひとつなのです。

何度も繰り返し読んだ記憶があります。

里中満智子のマンガは私にとって、青春時代の愛のテキストと言っても過言ではなかったのです。

中でもこの「あした輝く」は金字塔とも言うべき傑作だと思っています。

戦時中から始まる親子二代にわたっての壮大な純愛ドラマなのです。

少女マンガというジャンルの枠の中でよくぞここまで描ききったなと思える大作です。

例えて言うならば「冬のソナタ」のような、愛をどこまでも貫き通すという生き方をテーマにした美しいストーリーです。

長い時を経て、最終巻だけとはいえ本日、再読しました。

実は、読む前にかなり躊躇する気持ちがありました。

当時の私から見れば、作者の里中満智子はかなりのお姉さまでしたが、今の私から見れば若い女性なので、内容の浅さが見えてしまうのではないかという不安があり、もしそうだったらあの感動の思い出が輝きを失ってしまうのではないかと思ってしまったからです。

若いころはあんなに感動したのに年数を経てから見ると(読むと)心がときめかないどころか、こんなに陳腐なものだったのかぁ…知らずにいたほうがよかったなぁ、ということが映画などで時々あります。

それは見る目が肥えたからという理由がほとんどですが、年とともに感性がにぶり、ピュアさがなくなってきたためという理由の場合もあるでしょう。

読後の結果はというと、改めて涙涙の大感動。

やはり「あした輝く」はすばらしい作品でした(良かったぁ…)。

この年になっても感動できる自分があることもまた、うれしく思いました。

作品からは、男女の愛、家族の愛、夫婦の愛を深く考えさせられました。

と言うか、この作品と再びであったことに、男女の愛は(いまさら)ともかくとして、家族の愛、夫婦の愛について、もう一度見つめ直せというメッセージを感じました。

この世には何一つとして、偶然はないのだから。

「あした輝く」について誰かと熱く語り合いたい気持ちもありますが、この思いを心に秘めておきたくもあります。

この作品から学んだエッセンスを日々の生活の中で、人知れずじわっと出していければいいかなと思うのです。

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