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現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2012年05月27日 (日) | 編集 |
今日は、朝9時から夜10時まで一心不乱にアニメーターとしての仕事をしたので、かなりはかどりました。

ほとんど毎日、授業かイベントがあるので、実を言うと、こういう日は珍しいくらい。

とは言え、仕事がはかどったことを喜んでいる今日が日曜日であることは、ちょっとばかし微妙なところではあるなぁ。

ほとんどのアニメーターがアニメーター稼業に専念しているわけですが、それもまた嫌だなと思う私なのです。

ところで、某アニメ背景会社の社長さんが3人の社員から不当賃金とパワハラで訴訟を起こされました。

内容的にはこの業界ではよくあることですが、もちろんよくあってはいけないことなので、一石を投じてくれた彼らの勇気には拍手を送りたいと思います。

正しいことを正しいと言う勇気。

間違いを糺す勇気。

良くないことが当たり前になると、渦中の人は時として麻痺してしまい、それを糺そうとする人をおかしいとすら思ったりするものです。

苦しくて辛いのに、そこに波風を起こして巻き込まれるよりは、何とか生きていられる現状に甘んずることを選択してしまうのでしょう。

自分の中にもそんな部分があるのではないか?

そんなことを思索する機会を与えてくれた事件でした。

ただし、現実的には、自転車操業の会社を訴えても何もでてこないし、逆に会社がつぶれてしまえば自分の職場すら失ってしまうという矛盾も抱えています。

根源的な原因が会社ではなく業界にあるとすれば、それは何なのか?

スポンサーが5千万円出していても、制作現場には1千万円しか下りてこない現実があります。

横の結束を持てないアニメ業界は、海千山千のテレビ局や広告代理店の言いなりになるしかありません。

年貢を厳しく取り立てられ「生かさず、殺さず」という扱いを受けていた江戸時代の水のみ百姓のような状態です。

「広告代理店が悪い」というのは簡単ですが、アニメ業界そのものが持っている腐った根性をまずは正していくべきだと私は思うのです。

それは根っからの貧乏性と諦めの心だと私は思っています。

どこから手をつけていけばいいのか。

まずは自らの命の中にある貧乏性と諦めの心をたたき出していくところから始めていくしかありません。

ちなみに事件の詳細はこちら

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