現役アニメーターであり,アニメ教育にも命をかけているおばた先生が,日々の出来事や思いを綴ります。2012年1月以前のブログはこちら→http://ameblo.jp/obatasensei/
2018年04月16日 (月) | 編集 |
昨夜、仕事帰りに府中の映画館で妻と「ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル」を観てきました。

ボードゲームの世界に入り込んでしまう1作目も相当に面白かったけれど、テレビゲームの世界に入り込んでしまう今作も負けず劣らずの傑作でした。

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自分自身や仲間との関係性を見直すことがこの映画のテーマだと思うので、特に若い人達には観て欲しいと思います。

卑屈だった自分、横暴だった自分、自分本位だった自分、全てに否定的だった自分、勇気のなかった自分、そんな自分を見詰め直し、自分の長所を最大限に活かして一つ上のステージに上がっていくという、教訓に満ちたドラマでした。

ラストシーンでは思わず涙、涙…。


そして本日。

新年度のアニメ専科の授業開始日でした。

新一年生の授業も行ってきましたが、さっそく色々と問題が勃発。

ジュマンジの主人公たちに恥じぬよう、問題を真正面から受け止めて皆が前向きになるように必死で対処していこうと思います。

ただのアニメーターだったらどんなにか気楽だろうと思うことはしばしば。

しかし私は講師であることを通してしか学べない課題を持って生まれてきた自分と言うものを自覚しているので完爾として受け止めてるのみ。

世の中は全て正と負のエネルギーのせめぎあいです。

「全てのことは100%自己責任」と決めた私のポリシーに照らし合わせれば、私のエネルギーが弱まればクラスも(学校も)勢いを失って暗く居心地の悪い空間になってしまうことになるので、心していかねばなりません。



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2018年04月12日 (木) | 編集 |
昨日4月11日(水)はアンプス新入生のオリエンテーション日でした。

アニメ専科に入学してきた学生たちの面々は、個性豊かで年齢幅もかなり広くてユニークなクラスになりそう。

終了後は全科揃っての懇親会。

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デッサン講師のマノジュ・マントリー先生(インド人)が作るアンプス名物、通称「マノカレー」がふるまわれました。

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ビールも出たので昼間からほろ酔い気分。

夕方からは、カッティングの仕事で練馬の「森田編集室」さんに向かい、無事に仕事を終えたあとは、そのまま帰宅しました。

帰宅したのはいつもより3時間も早い8時。

日中は全くアニメーター仕事ができなかったので自宅で1時間半ほど仕事をしました。

こうして私の一日は終わったのであった。

ここで新入生に贈る歌を一首詠みたいと思います。

新入生 険しき旅への 出発だ 若さに恥じない 夢を求めて

実は、後半の言葉は39年前に公開された「劇場版エースをねらえ!」の主題歌「まぶしい季節に」からの引用です。

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「若さに恥じない夢を求めて」という表現、すごいと思いませんか。

極めて昭和時代的な表現だと思いますが、私はとても気に入ってます。

つまり、夢を求めることこそが若さであり、青春の特権だということなのでしょう。

自分自身、若さに恥じない青春時代を過ごしてきたかは甚だ疑問ですが、生涯青春の気概を持って、それに恥じぬように生きていきたいと思っています。

そして今日。

前半は浅草橋の日本語学校に海外担当のS氏と赴き、中国人の青年たちにアンプスの宣伝活動を行ってきました。

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授業内容の一端をホワイトボードで実演して見せて来たのですが、終了後にイラスト付きのサインを求められるという若干予想していた展開に…。

二人だけ対応したところで、時間の都合もあって、あとの人たちの紙やらノートやらを預かることに…。

終了後、浅草橋駅前の「餃子の王将」でSさんと昼食を食べました。

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餃子の王将なんて何年ぶりだろう!

やっぱ焼き餃子は美味しいわ!

それからはスタジオに戻って9時半までアニメ仕事をしてきました。

途中、添削を求めてきた学生とチェックを求めてきた後輩に対応。

普通のアニメーターのように一日中机に向かっていることもあれば、昨日や今日のようにアクティブに活動することもある日々なのです。




2018年04月07日 (土) | 編集 |
三日前(4月5日)、高畑勲監督が82歳の大往生を遂げられたことについては一言、書いておかないわけにはいかないでしょう。

同じアニメ業界にいながら全く面識もないのですが、私の人生に大きな影響を与えた人であることは間違いないのです。

高畑氏の初監督作品「太陽の王子ホルスの大冒険」は数ある高畑映画の中で最も好きな作品です。

何度も何度も観ました

ホルス

私の妻はこの映画を小学4年生くらいの時に観て、アニメーターになる決意をしたそうです。

私がアニメーターになりたいと思ったきっかけの作品は、やはり高畑監督のテレビアニメ作品「母をたずねて三千里」なのです。

マルコ

私の同期のアニメーターや教え子の中には高畑作品に名を連ねている人は何人もいますが、私自身は仕事的に関わることは出来ませんでした。

「母をたずねて三千里」の主人公マルコの旅は人生の縮図だと思っています。

行動を起こすこと。
あきらめないこと。
人との出会いを大切にすること。

イタリアに帰ってきたマルコは父に言います。

「すばらしかったんだ、僕の旅」と。

私自身、最晩年に「素晴らしかったんだ、僕の人生」と言える生き方をしたいと思っています。

高畑監督はきっとそう思って亡くなられたことだと思います。

やるべき仕事をやりつくし、素晴らしい作品群を残していけた人生におそらくは何の悔いもないでしょう。

ありがとうございました。

心からご冥福をお祈り致します。



2018年03月31日 (土) | 編集 |
今朝、出勤前に近所の東川(あずまがわ)沿いに爛漫と咲く桜を見てきました。

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花を愛でるだけならば遠出しなくても地元で充分。

青い鳥は身近にいるということですね。

幸せは探し求めるのものではない。

あたりまえだと思っている日常生活の中にこそあるのだと、気付くことが大切なのだ。



2018年03月28日 (水) | 編集 |
5、6年前から「何があってもお花見には行く」と決めて実行してきました。

満開の前後1週間くらいの中で時間をとれるかどうかは仕事次第となります。

どう考えても可能と思える日が昨日しかなかったので、5時に仕事を上がり妻と中野駅で待ち合わせして決行しました。

時間的には夜桜見物です。

九段下駅で下車した時にはまだ明るかったので千鳥ヶ淵周辺の満開の桜を愛でることができました。

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北の丸公園から靖国神社の方まで歩いているうちに段々暗くなっていきましたがライトアップも始まって美しい、夜桜も堪能できました。

そこからタクシーで第二の目的地である東京駅の八重洲口に向かいました。

ワンメーターで行けると思いきや、意外と距離があって1600円ほどかかってしまいましたが、老齢の運転手さんがとても親切な人(個人タクシーの野口和雄さん)で、途中の施設や桜について色々解説してくれたので楽しく過ごせました。

八重洲口から日本橋までの1キロくらいの道が夜桜の名所との情報を得ていたのですが、まさにその通りでした。

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途中にあった高島屋ではピカチューフェアをやっていました。

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丸善と言う本屋さんでは「毎日読みたい365日の広告コピー」という本を買いました。

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最後は東京駅構内の「広東炒麵・南国酒家」というお店で「豚肉の細切りあんかけ焼きそば」のセットとビールを頂いてきました。

さんざん歩いてくたくたで喉も渇いておなかもぺこぺこだったので、ものすごく美味しく感じました。

帰宅したのが11時でそのままバタンキュー。

お花見作戦大成功!

このブログを制作進行さんに見られたら怒られそうですが、締め切りには間に合わせますので安心して下さい。

昨日買った広告コピーの本に、歳のせいか、心に染み入るコピーがあったので二つ記しておきます。

人生は冬ではなく、春で終わりたい。

生まれ変わるなら、生きているうちに。



2018年03月22日 (木) | 編集 |
昨日はアンプスの卒業式でした。

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卒業証書を授与して、私も含めた先生方からの祝辞が終わったあと、アニメ専科の学生の卒業制作アニメを上映させて貰いました。

ほんの短いペーパーアニメですが情熱を込めて作った作品です。

式典終了後は2時間くらいの懇親会。

オードブルやお菓子を食べながら、一人一人が進路や決意を発表。

講師としては「肩の荷を下ろした日」と言うことにもなりますが、卒業生に幸あれと祈るような気持ちです。

ここで一首詠みます。

アンプスを 卒業したての 雀の子 負けるな小幡が ここにいるから
(一茶オマージュ)



2018年03月18日 (日) | 編集 |
アンプスでは現在、「イラスト成果展」を開催中です。

文字通り、学んできた成果を作品として発表する場なのです。

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みんなよく頑張ったなぁ、と思える作品ばかりです。

人に見て貰う為に、決められた期限内に力を尽くして作品を作り上げることで、プロ意識が芽生えるし、一歩成長できるものだと思います。

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ちなみに、目立たないところに私の作品を3点展示した「ひっそりコーナー」もあるので、ご来場の折りには是非見つけて下さいね。

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2018年03月09日 (金) | 編集 |
本日、3月9日、私は誕生日を迎え、ついに還暦という大台にのってしまいました。

今までの私なら、人生の大きな節目にあたって、決意やら抱負を述べていたと思います。

しかし最近、考え方と言うか生き方に変化が生じてきました。

未来ではなく、今をどう生きるかに焦点を当てて、今、自分が輝けること、そして人の役にたてることに全身全霊で取り組んでいけば良いのだと思うようになったのです。

とは言え、いや、だからこそ、懇願されて断りきれずに取ってしまった過剰な仕事で今月の後半が忙殺されることは目に見えています。

それでもただ感謝の気持ちで、たんたんと目の前の仕事に取り組んでいけるかどうかが問われているわけで、まあ修行みたいなものですね。

帰宅すると、誕生日と言うことで、お寿司が用意されていました。

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妻からのプレゼントは、お茶碗と珍しいレトルトカレーとおつまみ(ポークジャーキーとピスタチオ)と缶チューハイ。

息子からのプレゼントは、珍しい瓶ビール2本と缶ビール2本、更に私の好物のカキフライ(タルタルソース付き)。

本当にありがたいことだなぁと思います。

アンプスの人からは夕刻にエクレアを頂きました。

LineやFacebookでお祝いの言葉を送って下さった皆様もありがとうございます!

ここで一首詠みます。

生き方は 論語のように いかねども この世にひとつの 花を咲かそう


2018年03月05日 (月) | 編集 |
妻がジャズダンスの先生に勧められた「グレイテストショーマン」と言う映画を観たいと言っていたので、昨日の仕事帰りに吉祥寺駅で待ち合わせをして観てきました。

吉祥寺プラザという座席指定の出来ない旧タイプの映画館で、ラスト回を観ました。

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私的には星五つの素晴らしいミュージカル映画でした。

去年の「ララランド」も良かったけれど、その倍くらい感動したし、考えさせられました。

成功を求め続けた主人公がドン底に落ちたときに初めて本当の幸せとは何かに気付くと言う分かりやすいストーリーですが、それを圧倒的に素晴らしいダンスと歌のパフォーマンスで畳み掛けるように押し続けてくる圧巻の映画なのです。

それだけに惜しむらくは、もっと音響設備のいい映画館で観たかったなぁということ。

人生には成功することよりも、もっと大切なものがあるのだ、ということを学ばせていただきました。

レビューを見ると、ほとんどが星4つ、5つという中に必ず1つ、2つと言う人がいます。

もちろん、いろいろな観かたや価値観があることは認めます。

それはそれでいいのですが、少なくともこの「グレイテストショーマン」を評価しない人は、本当の愛を知らない人なのではないかと私は思ってしまうのですが、どうなのだろうか?




2018年02月15日 (木) | 編集 |
昨日のバレンタインデーにチョコレートを下さった方々、ありがとうございました。

大昔の話ですが、私と妻の交際が始まったのは私が21歳の時のバレンタインデーでした。

つまり妻からのアプローチだった訳ですが、その前日に私が彼女を喫茶店に誘って話が盛り上がって意気投合したことがきっかけだったこともあり、双方が歩み寄ったと言うことになっています。

その喫茶店と言うのが、当時勤めていたアニメスタジオの近くにあった練馬駅前の「喫茶アンデス」。

「タッチ」という漫画(アニメにもなった)のヒロイン、浅倉みなみがアルバイトしていた喫茶店のモデルになったことでちょっとだけ有名な、知る人ぞ知る聖地でもあります。

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実は昨日18時から、練馬の森田編集室さんで私が絵コンテ・演出・作画をしている「ぴったんこ!!ねこざかな」のカッティングがあったのでアシスタントとして妻を連れて行きました。

カッティングが無事に終わったあと、うん十年ぶりに懐かしの喫茶アンデスに二人で入り、食事(ハンバーグライス)をしてコーヒーを飲んで来ました。

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当時もあったのかもしれませんが、古い漫画本がびっしりと壁を埋め尽くしていて、まるで漫画喫茶(行ったことないけど)。

創業してから46年経っているとのことですが、その途中でリニューアルした痕跡が感じられない古さ(よく言えば風格)が漂う喫茶店でした。

昨夜はその場で妻からチョコレートと極味カレー柿の種を贈られました。

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ここで一首。

アンデスで うん十年の 時を経て 贈られしチョコ 味わい深し